こんばんは
与えやです。
昨日は傷心日でしたので…
お訪ねしたご夫婦は奥さまが80代後半、ご主人は91歳です。
リモートで最近までお仕事をされていましたが、転倒を機に退職されたそうです。
車椅子生活をお二人で送っていました。
コロナの中でも、アイパッドを6台車に乗せ出勤されていたのです。
運転手さんが腰を痛めたのは主人のせいよと所持品の多さを奥さまが注意されていることを思い出しました。
お休みの日にカジュアルな姿が出来ないそうで
きちんとワイシャツをお召しでした。
今はすっかり柔和な表情をされ、少し認知もあってチャーミングなお人柄にみえました。
暖かいひざしの中で車椅子で寄り添う姿はポスターにしたいくらいでした。
お部屋は隣同士なのですが、奥さまの姿をみると
今日は会いに来てくれたんだねっ!と施設のようなことを言って嬉しそうに手を握っています。
食事中も君がいてくれるのが一番大事と手を握って笑顔なのです。
ここだけ時間が止まっているようです。
しばらくするど、ご主人の口から
これから協議中のことがあるので会議で1時間ほどかかる、、、???
強者どもの夢のあとはまだしばらくは健在のようです。
パジャマの企業戦士は夢の中でロボットと対面してるようです。
私はここのお宅に縁あって調理を任されておりました。
献立を考えるのが楽しみな時期を長く過ごしてきましたが、コロナで事情をのまざるをえませんでした。
家が遠かったこと、コロナ感染の心配、ラッシュの負担など
気持ちに変化が起きてきました。
若い人にバトンをゆずり、こうして、お茶に伺う次第です。
陽だまりのご夫妻を支える裏方が
なかなか凄いのです。
一国の城中の様です。
車椅子生活のため、夜間の見守りも付けているとのこと。
日中は腰元さんが変わるがわる食事や薬の管理をされ、見守りの方はつきっきりで目が離せないです。
いろいろな企業さんから見えており、介護市場は伸び代余裕とみました。
両親を自宅で好きなように暮らさせてあげるには、家臣や奥女中が支えなければ成り立ちません。
富裕層の介護をみて、亡き親にもう少し気持ちだけでも寄り添ってあげたかったと、、、今さらです。
穏やかな笑顔に
明日からも頑張ろうと素直に思いました。
お二人の余韻を大事に今日は静かにすごしました。
と、言うより自分に言い聞かせておりました。
今日も有難うございました。